恥の多い人生
思い返すと目を覆いたくなるような失敗ばかりだ。
暇だから、そんなどうでもいいことを考える。
私がぐだぐだしている間に周りは猛スピードで変化を遂げる。
兄はもう30を越えて家庭を持っている。
扇風機に自分の指を突っ込んで、兄の指が怪我をするのではと怖がる私の反応を見て、ケラケラ笑っていた兄は、お盆休みは奥さんと子供たちとみんなで旅行に行くと言う。
私が高校生の頃は部活のことを泣きながら話して聞いてもらったり、しょうもない恋バナに花を咲かせたり、仲の良い兄弟だった。
私が大学で実家を離れて、一人暮らしをするようになってからは、会う回数も減り、帰省すると家族と兄の一家でバーベキューをしたりしたが、何だか恥ずかしくてあまり話せなかった。
兄の家族もしっかり者の可愛い奥さんと可愛い子供達で恵まれているのに、ひねくれた私は上手く接することができなかった。
私は2番目の兄に嫉妬していた。
2番目の兄はここで初登場だが、2兄とする。
兄の子供達は優しい2兄によく懐いた。
子供は、私が人の顔色を伺って嘘をついて取り繕って善人ぶっている私の内面を見透かしてしまうのでは、と怖かった。
何でも自分が1番の自己中な私は子供が苦手だった。
2兄のように私も特別に慕ってほしかった。
しかし、同世代の友達とすら満足にコミュニケーションをとれないのに、年の離れた子供たちと交流を図るのは、私にとっては至難の技だったのかもしれない。
私は人が怖かったけど、人を恐れるのって、私は臆病で傷つきやすいから、私と関わるあなたは、細心の注意をはらってくださいね、気を遣ってくださいね、という無言のメッセージなのかなと思ったりした。
びくびくと媚びへつらい、自分を下に置いているかのように見せかけて、内心は私を讃えろと責め立てる傲慢な女王のようだ。
なんだか、疲れた。
卒論は相変わらず進まないし、25歳にもなって母に電話して、卒論のための調査のアポのメールが送れないと泣いて、私は到底今年26になる女性とは思えない幼さを持っている。
およそA4で50枚のページ数は単純計算で1日1枚書き進めれば、2ヶ月で書き終わる。
しかし、何が結論として導き出せれば学問的に意味があるのかわからない。
先行研究は少ないながらも見たが、まだ足りないのかもしれないし、また別の原因があるのかもしれない。
焦ってもできないと思うのだけど、それは言い訳なのかなぁ。
私は理想は高く持つ一方で、その高すぎる目標と現実のギャップを前にして途方に暮れ、行動しないで、悩み続けて、いつもやらないための言い訳を並べ立てて、壁や困難から逃げに逃げを重ねてきた。
はぁ。
まあいっか。
めんどくさ。
私は卒業する。
それだけじゃ〜。
そして、健康を保つ。
それだけじゃっ。
この意味のわからない日記を読んでくれて、ありがとうございます。
また書きますね。